KOBOFUのルーツ

「たった一輪の花を飾ることで

家の中が生き生きとし始めた。」

陶芸家として独立したころ

のこと、家に帰ると、

小さな器に、一輪の花が飾ってありました。

「庭先のちいさな花が、家の中を生き生きとさせている」

花には何かそんな力がある感じた瞬間でした。

 

この時の気持ちが、一輪挿しを生み出すきっかけとなりました。

 

小さな陶器の一輪挿しがあったらどんなふうだろう・・・

と思い、陶器で一輪挿しをつくりはじめました。


たくさんの方へ一輪挿しを届けたいという思い

一輪挿しを個展で売り始めると、

「このくらいの大きさの一輪挿しが欲しかった!」というお客様に

何人も出会いました。

 

それと同時に、

作家ものは高くて、

買いたいけどなかなか手が出ない

という声もきこえてきました。

 

たくさんの方へ、

この小さな一輪挿しを届けたい。

思いが、

次第に強くなっていきました。

これからも

みなさんに喜ばれるような

一輪挿しをつくりつづけていきたい。

2016年、秋。ここが窯業地ということを活用して、

磁器土や釉薬などを地元のものを使用することで

だれもが手に取りやすい価格の一輪挿しを作ることが出来ました。

 

2017年、春。

KOBOFUというブランドを立ち上げました。

 

たくさんのデザインがそろい、KOBOFUの一輪挿しが動き始めました。

小さな工房で夫婦2人で一輪挿しを一つ一つていねいにつくっています。

 

これからも、みなさまに喜んでもらえるような、一輪挿しを

作っていきたいと思っています。